5/6/2014
ゴールデンウイーク最終日は道南へ遠征して、まだ見たことのない花を探す事にしました。前日まで雨が降っていたのですが6日は好天に恵まれました。まずは以前から見てみたいものだと思っていたスミレ科アケボノスミレの登場です。このきれいな赤紫色に魅入られてしまいました。花の時期にはまだ葉があまり開いていませんでした。
前日の雨の影響もなく、きれいな花弁を見る事ができました。側花弁には毛が生えているのがわかりました。
側面観です。距は短く、ぼってりとしています。
斜め前方から見た所です。名前の由来は花の色を明け方の空の色に見立てたもののようです。
別の株です。
花は直径18mmくらいでした。
また別の株です。葉の様子はスミレサイシンに似ていました。
花柱が比較的よく見えていた株です。葉の裏側はうっすらと紫色を帯びていました。
側花弁と唇弁に紫色のすじが見られます。
シラネアオイもあちこちで咲き始めていました。
ユリ科コジマエンレイソウも見られました。
赤紫色の花弁がきれいに整っています。
ヒカゲスミレも咲いていました。
花柱は見えませんが、側花弁の毛がわかります。
ヒナスミレもぽつぽつと見られました。
薄紅色の花弁が素敵です。
ここからは所変わって、とある沢沿いの草地にて。
これも昨年から探していて、ようやく見られたカタバミ科のヒョウノセンカタバミという草です。草丈10cmほど。コミヤマカタバミに似ていますが、コミヤマカタバミよりはるかに大きいです。
名前の由来は兵庫県と鳥取県の境にある氷ノ山で初めて確認された事によるそうです。
扱いはコミヤマカタバミの変種とされていて、日本海側の気候に適応したものだそうです。
花弁は5枚見られます。直径20数mmほど。
葉も大きくて目立ちます。
オオバキスミレの群生も見られました。
ここの個体は一茎一花のものが多かったです。
側花弁と唇弁にこげ茶色のすじが見られます。
見事なまでの花を付けたスミレサイシンです。
早くもメギ科キバナイカリソウも見られました。
花序の部分です。まだ完全には開いていないようです。
最後はナガハシスミレにご挨拶です。