9/6/2009
早いものでもう9月ですね。お花見の時期も終わりになろうとしています。
というわけで今朝は午前4時に起きてアポイ岳の様子を見に行く事にしました。前日までアポイ岳周辺ではやや強い雨が降っていて、今朝も道中小雨にあたりましたが何とかなりそうです。
この画は国道336号線から見たアポイ岳の様子です。
午前7時20分に入山です。
お出迎えの花はラン科ミヤマウズラでした。たくさんあって局所的に群生していました。
花の様子。
5合目まではゆったりした登りが続きます。
ベンチのある第3休憩所です。
5合目の休憩所に到着。このあたりではマムシが出るようで、毒ヘビに注意という看板がありました。
5合目より上で見られるチシマセンブリがまだぽつぽつと残っていました。
4裂した花冠の紫色の斑点がきれいです。
エゾマツムシソウもまだ残っていました。
何ともいえない風情がありますね。
ちょっとこたえる直登です。
チャボヤマハギも見られました。
葉が夏に見たものより小さかったです。
キキョウ科ハクサンシャジンもまだいくつか見られました。
名前がわからない謎のセミです。体長5cmほど。
バラ科キンロバイはもう少し楽しめそうでした。
シソ科イブキジャコウソウの残り花。
山頂を見ながら真っ直ぐに登って行きます。
ウメバチソウもたくさん見られました。
この個体の仮雄しべは14裂していたので、やはりエゾウメバチソウなのかもしれません。
ススキも穂を出して何だか秋らしい雰囲気です。
たくさんの花を付けたチシマセンブリです。
斑点の紫色が濃い感じです。
8合目に到着。
ユキノシタ科ダイモンジソウも見られました。
5枚の花弁が今まで見たものより幅が広い感じでした。
9合目に到着。もうすぐ山頂です。
ここでのお楽しみはベンケイソウ科エゾミセバヤの亜種であるヒダカミセバヤです。草丈5cmほど。
花弁は通常5枚あります。
葉は多肉質で厚みがあり、ふちにごく浅い鋸歯が見られます。
別の株です。
花序の様子。鮮やかなピンク色が印象的です。
花弁が4枚の個体。
葉のふちが赤くなっていました。
上と同じ個体を見る方向を変えて撮った画です。
花の色が薄い個体です。
葉のふちの鋸歯がはっきりしています。
花の時期としてはちょうどよかったようです。この後山頂で休んで幌満お花畑へと向かいました。
下山時に見つけたエゾマツムシソウです。まだ蕾がありました。
花の横顔です。
上から見た所。
メギ科ヒロハヘビノボラズが長さ8mmほどの楕円形の実を付けていました。
お別れの花はミヤマウズラの4姉妹です。コケの上に生えていました。
ここからは下山後幌満川河口で見られたものをご紹介します。
切り立った崖に生えていたヒダカミセバヤです。
草丈8cmほど。
アポイ岳のものとは色合いが少し異なるような気がします。
鋸歯がはっきりしています。
エゾマツムシソウもたくさん見られました。
花の色はアポイ岳のものより薄いような感じでした。