6/9/2011
季節は巡って早や6月。新緑がとても鮮やかです。暑くもなく、寒くもなく快適な森林浴が楽しめます。
今日はボタン科ベニバナヤマシャクヤクを久しぶりにご紹介出来ることになりました。画像では白っぽく写っていますが薄紅色のきれいな個体が群生していて息を呑みました。すごい!!
開花状態は一番良かったのかもしれません。
群落の中で一番色が濃かったものです。
ちょっと上の方から見てみました。
頭花は大きくて直径5〜7cmほどあります。
頭花を上から見た所です。花弁は5枚あります。袋果の元となる部分が2つ見えています。
葉は互生して2回3出複葉となっています。
2株並んで。
この花はかなり開いていました。間もなくはらりと散ってしまうのでしょう。
また2つ並んで。
側面観です。
この花では袋果の元が3つ見られました。
草丈は40〜50cmほどとかなり大きくなります。
斜め上から見た所です。
この花では袋果の元は2つでした。
三姉妹。
これもまた2つ並んで。今日は天気予報では午後から雨だったのですが、幸い降られずにすみました。
側面観。何だか美味しそうな和菓子のように見えてきました。
薄日が差し込んで来た時にやや斜め上から見た所です。
たくさんの雄しべが見られます。
優雅な姿です。いつまでも見ていたい気分になります。
ほんのりと紅色。
袋果の元は3つ見られました。
林の中にちょっと変わったケシ科エゾキケマンがありました。
花の数が少ないです。
葉は羽状複葉で裂片も細かく切れ込んでいますが、丸みを帯びています。
花後の果実の様子です。長さ25mmほどの数珠状になっていました。
これも久しぶりに写真を撮ったメギ科ナンブソウです。珍しいものではありませんが季節の移ろいを感じさせてくれます。
花弁やがく片は見られず、9〜15本の雄しべと一つの雌しべで一つの花を形成するのだそうです。
ケシ科クサノオウも花期を迎えていました。
花は直径25mmほどで4枚の花弁と多数の雄しべが見られます。
葉の様子。今日も楽しい花見が出来ました。