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5/10/2009

今朝起きたら空はどんよりとくもっていて、路面が濡れていました。明け方にかけて少量の降水があったようです。お昼前には雲もなくなりきれいな青空が広がってきたので、急遽JRで美唄まで出かける事にしました。
札幌14時発のスーパーカムイ27号に乗っていきます。

札幌から33分で美唄に到着。
今日の目的地のとある原野に着きました。

草丈5〜10cmほどのリンドウ科タテヤマリンドウです。たくさん生えていました。まだ蕾のものも見られ、しばらくは花が楽しめそうです。

花の直径は15〜20mmほどで、先端が5裂して裂片の間に副片が見られます。花冠の内部に細かい斑点がたくさんあります。

やや色が薄いもの。

素敵な色合いです。

これは花冠が白色のもの。花冠の色は白色〜青色と変化があるようです。

5つの裂片の間の副片の先端が細かく裂けています。内部の斑点が少ないです。

多くの花を付けた個体。

まだ咲き始めたばかりのようなもの。

花冠内部の斑点がはっきりしています。

側面から見た所。茎は赤茶色をしていました。

これも花冠の色が白っぽいもの。

この個体の副片は先端が裂けていませんでした。花冠内部の斑点がほとんどありませんでした。

これは色がやや濃いもの。

副片が裂け、内部の斑点が少し見られます。

裂片と副片の違いがはっきりしているもの。

タテヤマリンドウを十分に楽しむ事ができました。この後、他の花を見て帰りがけにまた見てみたら花はあっと言う間に閉じてしまいました。

ユリ科ショウジョウバカマがいくつか見られました。草丈7cmほど。

タテヤマリンドウの次のお楽しみはツツジ科ヤチツツジ(ホロムイツツジ:幌向躑躅 幌向は岩見沢市内の地名)です。高さ20〜50cmほどの常緑の低木です。
枝先に数個の壺形の白い花を付けます。直径は6mmほど。花冠の先端は浅く5裂します。

別の個体です。今日は風がやや強くて撮影に難儀しましたが何とか見る事が出来て良かったです。

帰り道でたくさん見かけたアブラナ科ミチタネツケバナです。草丈20cmほど。ヨーロッパ原産の帰化植物です。

花弁は4枚あり、花の直径は3mmほど。種漬花というのは種を水に漬けて畑にまく頃に咲くので付けられた名前だそうです。

畑では植付けの準備がされていました。
この後、美唄駅まで戻ったら深川駅と妹背牛駅の間で線路に置石のいたずらがあって、普通列車が石に乗り上げて運転不能になったとかで上り線が不通になっていました。
仕方がないのでバスで岩見沢駅まで行き、岩見沢駅から小樽行きの普通列車で帰ってきました。やれやれ。
でも、楽しい旅でした。

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