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6/12/2010

今日は先日の日曜日に蕾の状態のものを観察していたキョウチクトウ科チョウジソウの花を楽しんできました。草丈40〜60cmほどの多年草です。

林の中では3ヶ所ほどの群落が見られました。咲いているとわかっていても開花株に出会うとうれしくなります。

贅沢な悩みですが、被写体の選択に迷いました。

花の直径は概ね15mmほどでした。

側面から見た所。花冠は筒状で先端が深く5裂し、筒状の部分の長さは10mmほどでした。

この林内で一番大きな群落です。

姿だけを見ていると良い香りがしそうですが、何となく青臭い感じのにおいがしていました。

なかなか素敵なスカイブルーの花です。

花の基部にはがく片があり、これも5裂していました。

花の名前の由来は香料として知られている丁子に似ているからとか、花の側面観が丁の字に見えるからとかいう説があるようです。

花をよく見てみると裂片の基部に毛が生えていました。

中心部を拡大して見た所。毛は裂片同士にまたがるような感じで生えていました。

丁の字に見えますでしょうか。きれいな側面観を撮影するのが難しかったです。

裂片中央の濃いブルーの部分がアクセントになっています。

残念な事にチョウジソウは近年減少傾向にあるようです。その多くは生育環境の破壊に由来するものだとか。

花は茶花などにも使われるそうです。見ているだけなら大丈夫ですが、チョウジソウも他のキョウチクトウ科の植物同様、全草にアルカロイドが含まれ、有毒です。

側面観です。

やや小さな群落です。葉はキョウチクトウに似ています。

時間の経つのも忘れて撮影しました。

典型的な花の付き方。茎の先端に集散状に付きます。

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