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5/17/2009

今日は栽培が難しいとされるランの仲間のアツモリソウのご紹介です。
某ホームセンターで2月下旬に中国アツモリソウがポットに入れられて販売されているのを見つけ早速購入しました。冬芽は濃褐色の苞に覆われていました。
4月16日やっと芽が出ました。鉢は8号の素焼きの深鉢を使っています。

用土は底石に直径2cmほどの軽石を敷き、その上に直径1cmほどの軽石と針葉樹皮、中粒の鹿沼土を少し入れたものを使い、十分に潅水して細かい砂塵やほこりを洗い流してから根を傷めないようにして植え付けます。植付けが終わったらベンレートの1000倍水和液をかけます。芽が出るまでは発泡スチロールの箱に入れて屋外で管理しました。
5月7日草丈7cmほどになりました。潅水は概ね中2日空けて一晩汲み置いて塩素を抜いた水を2リットルくらい葉にかからないようにかけます。

5月10日、待望の蕾があがってきました。草丈10cm。潅水は通常の植物に水をやるという感じではなく、大量の水で用土を洗うといったような感じです。元々陽地性の植物なので、芽出しから開花までは日当たりがよく、風通しもよい所で管理しました。
2週に一度ハイポネックスの1000倍液を与えるようにしてみました。

蕾の直径は25mmほど。

5月12日蕾が大きくなって、唇弁が一部見えてきました。

つやのある部分が唇弁で、がく片、側花弁にはすじが入っています。

蕾が出てからは成長が早く、1日でずいぶん様子が変わってきます。5月13日撮影。

蕾の長さは4cmほど。

5月15日蕾がますます大きくなって重たそうです。

唇弁のしわが見られるようになってきました。

5月16日ようやく開花しました。
草丈14cmほど。

袋状の直径4cmほどの大きな唇弁が見られます。

正面観。

5月17日花が大きく開いてきました。

花の幅径は7cmほどあります。

なかなか見ごたえのある花姿です。
品種名はCypripedium tibeticumで中国雲南省、四川省、甘粛省などの高山帯に見られるそうです。
うまく夏越しさせて来年も花を咲かせてくれると良いと思っています。

側面観。唇弁の形状がよくわかります。

ストロボを使用して撮影。

拡大してみた所。

5月18日撮影。

5月18日撮影。

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