7/30/2017
今日は数年前からどうしても見たいものだと思い、生息記録がある所に時期になったら探しに行っても見つからずに対面をあきらめかけていたギボウシランにようやく出会う事が出来ました。見た時の感激は言葉には出来ないくらいのものがありました。草丈10cmほど。
花序の部分です。10個ほどの花が付いていました。
花は淡黄緑色で上方に背がく片が伸び、左右に線形の側花弁が見られます。唇弁は巻かずに下方へと伸び、中央にうっすらとすじが見られます。
上部の花を斜め前方からみた所です。唇弁の下に隠れるように側がく片が見られます。唇弁の長さは7mmほど。
花序を別の方向から見た所です。
名前の由来となった葉の様子です。広卵形で基部は心形となっています。葉脈が目立ち、ユリ科ギボウシの葉にそっくりです。
少し引いて花序を見た所です。
側面観です。がく片は巻きこんでいるようです。ずい柱はやや湾曲していました。唇弁の下の側がく片は唇弁よりやや短いです。
別の個体です。
花序の部分です。
正面観です。唇弁上方にうっすらと半月状の薄茶色の模様が見られます。
側面観です。唇弁基部に突起があるのがわかります。
5つの花を付けた株です。
花序の部分です。
この花にも唇弁上方にうっすらと三日月状の模様と中央に2列のすじが見られました。
斜め前方から見た所です。唇弁基部の突起がはっきりとしています。
側花弁を見るために下からのぞいてみました。
また別の個体です。
正面観です。唇弁中央の色がうっすらと濃くなっています。
唇弁下の側花弁のようすがわかります。葯帽は黄色でした。