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7/21/2013

今日は以前から気になっていたハマウツボ科のハマウツボとオカウツボを見てみようという欲張った計画で遠出です。
まずはハマウツボのご紹介です。草丈10cmほど。

花は幅径15mmほどで上下2唇からなり、上唇は2裂、下唇は3裂しています。

側面観です。花は筒状で長さ2cmほど。

花序を上から見た所です。放射状に花が付いています。

ようやく咲き始めた個体です。花序には全体に白い毛が密に見られます。

花の内部を見た所です。雄しべは4本で葯が茶色いようです。何ともきれいな紫色の花です。

ハマウツボは葉緑素を持たない寄生植物で、道内で見られるものはハマオトコヨモギに寄生するようです。

花序の部分です。出会えて本当にうれしかったです。

全体に白い毛が多く見られます。

また別の株です。左には昨年のものと思われる花殻が見られました。

下唇が3裂している様子がよくわかります。

サクラソウ科ハマボッスも咲いていました。

花冠は5深裂して、直径1cmほど。

ベンケイソウ科キリンソウもあちこちでこのような群落を作っていました。

葉はエゾノキリンソウより幅が広く、花は直径1cmほどで、葯は黄色っぽい感じでした。

エゾカワラナデシコも見られました。

思いがけない所でカキランが群生していました。

花序の部分です。非常に多くの花が見られました。

カキランには青空が似合うようです。

別の花序の部分です。

この花の唇弁の色合いは控えめでした。

そして、こちらがハマウツボの一品種のオカウツボです。草むらの中にひっそりと咲いていました。

下唇の裂片がハマウツボより大きかったです。幅径は15mmほど。色合いは若干薄い紫色でした。

オカウツボはオトコヨモギに寄生しています。この株は草丈18cmほど。

花序の部分です。白い毛が見られますが、ハマウツボより少ないです。

正面観です。フレッシュな花に出会えてよかったです。

最後はようやく咲き始めたエゾスズランにご挨拶。草丈40cmほど。

エゾスズランはカキランと同属で、花の作りが似ているのがわかります。

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