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5/3/2010

今年のゴールデンウィークも例によって横須賀の実家に帰省して花見をする事にしました。お散歩にお付き合いいただくのはI氏です。

これはこの所、随分よく目にするようになったフウロソウ科アメリカフウロです。昭和初期に移入されたようです。
花の直径は10mmほど。

これも、この時期空き地や田畑のふちなどでよく見かけるマメ科カラスノエンドウです。もう結実しているものもありました。

黄色い実を付けるバラ科カジイチゴも咲いていました。花弁は5枚、花の直径30mmほどです。

シソ科キランソウです。群生していました。

花冠は大きさ10mmほどで、上下2唇からなり、上唇は浅く2裂、下唇は大きく3裂します。

スミレ科オオタチツボスミレがまだ所々で見られました。

里山の雰囲気がまだ残されています。左手のピークは武山です。

今日の目的地の一つのとある公園に着きました。この付近は横須賀では失われかけた貴重な自然が残されています。I氏と共に散策です。

ここでのお目当ての草はキンポウゲ科のハンショウヅルという木質のつる性植物です。

うまい具合にちょうど咲き始めていました。

見上げて見た所。

花は長さ4cmほどの釣鐘型で、花弁のように見える4つのがく片からなります。表面にはつやがあります。

内部の様子。

葉は3出複葉で対生していました。
茎は暗紫色です。

別の株も見つけて、大喜びなのでした。

側面観です。かわいらしい形です。

公園を後にして、向かったのは標高200mの武山です。
緩やかな登りが続いて、間もなく山頂です。本当に久しぶりに登りました。

山頂にはお不動さんがあって、ちょうどつつじ祭りが開催されていて賑わっていました。つつじの苗木が無料で配られていて、一株いただいてきました。

釣鐘をつくI氏。ハンショウヅルを見た後に釣鐘とは何ともぴったりな組み合わせのような、、、
私もついてきました。

山頂からの景色。
右手の大きな建物はNTTの通信研究所です。

武山から津久井浜へと下山しました。右手は砲台山。左側が武山です。
素敵な5月の新緑。

津久井浜から京急に乗って、久里浜まで行き、この日の最後の目的地のくりはま花の国に着きました。
ここではポピー祭りが開催されていましたが、まだ盛りにはなっていませんでした。

満開だったのはハゼリソウ科のネモフィラという草です。

花の直径は3cmほどで、5枚の花弁からなります。

園内はかなり奥行きがあって、これは一番奥の所から見た久里浜港と3本の煙突がある横須賀火力発電所です。I氏によれば、この日は発電されていないようでした。

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