7/10/2011
今日はこれくらいの時期から山地の林内などで見られる草丈10cmほどのホザキイチヨウランという草のご紹介です。全体が緑色で背景に紛れてしまい見つけるのにちょっと手間取りましたが見つかってとてもうれしかったです。
花序の部分です。幅2mmほどの極めて小さな花がたくさん付いています。
花序の先端部分です。
目が慣れてくるとあちこちにあるのがわかりました。
花序中央部の様子です。
3株並んで。
また別の個体です。
穂状にたくさんの花が付いています
葉は1〜2枚見られ、その内1枚が大きくなります。
このような感じで緑の中にうもれて咲いていました。
葉はしっとりとしてやわらかな感じでした。
またまた別の株です。
思っていた以上に極めて小さな花の集まりでした。
この一つ一つの小さな花がよく見るとちゃんとランの顔をしています。
この個体では2枚の葉の大きさの差が少なかったです。
一つの花を強拡大してみた所です。花は下向きに咲いていて、他のランとは上下がさかさまになっています。
写真左側に2枚の三日月状の側がく片が見られ、その中央に先端が尖った唇弁があります。右側には2つの極めて細い側花弁が見られ、それらの間に背がく片が下向きに伸びているのがわかりました。
ユリ科ネバリノギランも咲いていました。草丈30cmほど。茎の先端に筒状の薄茶色の花が数個付きます。
花の直径は5mmほど。
花は6枚の花弁からなっていて、あまり開きません。
花冠内部の様子です。6つの雄しべが見られます。よく見ると案外きれいです。
ゴマノハグサ科エゾシオガマも見られました。