6/21/2012
今日はまた時期の花を観察に行って来ました。広葉樹林内でエゾチドリが咲き始めていました。草丈35cmほど。根元に2枚、葉が見られます。
花序の部分です。長さ10cmほど。
正面観です。背がく片、側がく片は白く、2枚の薄緑色の側花弁は合わさっています。
側面観です。距は非常に長く、3cmほどあり、先端が緑色になっています。
ベニバナイチヤクソウがあちこちで咲いていました。
今日はこの花が主役です。ラン科ジガバチソウです。
花序の部分です。
すじの入った唇弁はとても小さくて先端が尖っています。
斜め前方から見た所です。
あちこちでちょっとした群落を作っていました。気をつけないと踏みつけそうなくらい生えていました。
唇弁には7本のすじが見られます。
側面観です。唇弁は途中で折れ曲がり、こぶ状の隆起を作っていました。
今日見た中で、一番草丈が高かったものです。草丈15cmほど。根元に背丈の低い株が見られます。
花の色がやや薄くて背景に紛れてしまい、表現するのがちょっと難しい感じでした。
唇弁の様子。
また別の個体です。
花序の部分です。
背がく片が前方へくるりと巻いていました。
久しぶりの対面でしたが個体数には変化がないようで安心しました。
唇弁基部の隆起がはっきりしています。
側面観。糸状の側花弁が斜め下に向かって伸びています。
ジンヨウイチヤクソウもあちこちで満開でした。
シソ科ウツボグサも咲いていました。
花は上下2唇形で下唇は3裂しています。
エゾスカシユリもぽつぽつと見られました。
マメ科ミヤコグサも咲き始めていました。
マメ科センダイハギの残り花です。葉がとても大きくなっていました。