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4/8/2018

今回は春をちょっと先取りして関東地方に遠征し、時期の花を楽しんできました。まずはサトイモ科ミミガタテンナンショウです。草丈30cmほど。

仏炎苞の部分を見た所です。ふちが耳たぶのように張り出しているのがわかります。これが名前の由来になっているようです。

マルバスミレがかなり多く見られました。花の直径は15mmほど。

側面観です。やや太い距がみられました。花柄には毛が生えていました。

葉の様子です。

ヒガゲスミレの変種のタカオスミレも数多く見られました。

花は直径20mmほどで、側花弁基部に毛が見られました。

側面観です。

こげ茶色の葉が特徴ですが、花後は緑色になるそうです。

タカオスミレのちょっとした群生です。

ヒカゲスミレも見られました。

花は直径18mmほど。側花弁には毛が見られました。

側面観です。

ミヤマキケマンもたくさんありました。

ナガバノスミレサイシンも見られました。葉が細長いです。

花は白っぽいものが多く、側花弁は無毛でした。直径20mmほど。

これは今回の遠征で何としても見てみたかったラン科ヒメフタバランです。見つかってほっとしました。観測地の3月のアメダスの記録を数年に渡って調べ、今日この日を観察日にしました。

花は長さ8mmほどと小さなものですが、面白い作りになっています。がく片と側花弁は後方へ反り返っていて、唇弁は逆Y字型になっています。

側面観です。黄緑色の花柱が前方へ飛び出しています。

同じ株を方向を変えて見た所です。

一番下の花です。

側面観です。

花序の様子です。数個の花が付くようです。

基部には三角形の2枚の葉が向かい合って付いていました。

エイザンスミレも点在していました。

花は大きくて直径25mmほど。側花弁基部には毛が見られます。

側面観です。距は太く長さ6mmほど。

葉の様子です。長さ5cmほどで3深裂しています。

葉の状態があまり良くなかったですが、タマノカンアオイを見る事ができました。

花は直径4cmほどで、花弁状の3つのがく片が見られ、ふちは波打っていて白くなっています。

この日は良いお天気だったので開花状態が見られるかもと期待していたのですがキンポウゲ科トウゴクサバノオは完全には開いていませんでした。

同じくキンポウゲ科イチリンソウは幸い開花していました。草丈15cmほど。

花は直径35mmほどで、白い花弁状のがく片が5枚見られました。

根生葉は2回3出複葉で小葉は羽状に裂けています。

アブラナ科ヒロハコンロンソウ見られました。

ケシ科ジロボウエンゴサクも見られました。

茎の先端に数個の花を付けます。花は長さ18mmほどで先端が唇状に開きます。後部は距となっています。

花柄基部の苞は卵形で裂けていません。

葉の様子です。

こちらは同じくケシ科のヤマエンゴサクです。

花は青紫色でジロボウエンゴサクより大きく長さ25mmほど。

苞葉には切れ込みがあります。

これも今回何とか見たいと思っていたシハイスミレです。草丈は8cmくらいでした。かなりの個体数が見られましたが、この所の好天で終わりに近く最後の輝きを放っていました。

花は小ぶりで直径12mmほど。側花弁は無毛でした。

側面観です。距は細長く6mmほど。

別の個体です。

花の様子。

側面観です。

葉の裏側は少し紫色を帯びていました。

日当たりのよい林でシュンランが見られました。蕾もありました。

正面観です。

斜め上から見た所です。今回の遠征では多くの初見のものがあり、とてもうれしかったです。

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