5/12/2013
横須賀で艦船を見た後で横浜のとある地でキンポウゲ科のカザグルマという花を見る機会に恵まれました。目立つ花なので、絶滅の危機に瀕しています。林のふちなどで見られるつる性の落葉植物で、つるは木質化します。
前日にやや強い雨が降ったので花の傷みが心配でしたが、きれいに開花していてくれました。白い花弁状のものはがく片で通常8枚見られますが、この花では10枚見られました。
がく片が8枚の通常のタイプです。花冠の直径は10cmほど。
葉は3〜5枚の小葉からなる羽状複葉です。小葉は狭卵形で長さ2〜6cmほど。
まだ開き始めのものです。
フジのつるにからまって咲いていました。
がく片は7枚で全体に丸みを帯びています。
がく片が8枚の通常タイプ。がく片の形状、枚数にはかなり変異が見られるようです。
これもがく片は8枚で幅がやや狭いものです。
これはがく片が7枚で、今日見た中では一番フレッシュだったものです。
がく片が9枚のもの。
葉の様子です。3本の葉脈が見られます。
まだ蕾も見られました。
このようにたくさんの花が密生している所もありました。都会の中でぽつりと残された貴重な緑地がいつまでも残されて欲しいものです。
二花ならんで咲いていました。
今日は心行くまでカザグルマを楽しむ事ができました。素敵な花です。
最後は横浜市南区にある弘明寺(ぐみょうじ)にお参りしました。これが山門です。山号が瑞應山です。
本堂の様子です。弘明寺は横浜で一番古いお寺だそうです。
今日の幸運を感謝してきました。
スイカズラ科スイカズラも見られました。
花は終わりに近づくと黄色くなります。