7/1/2012

今日はうれしい事に、先週に引き続いてラン科アツモリソウ属のキバナノアツモリソウをご紹介できる事になりました。北海道では、釧路地方や夕張山地などで見られます。本州でも中部以北に分布するようです。草丈は20〜30cmほどでした。

花のクローズアップです。何だか熱帯地方で見られるもののような不思議な色合い、形状をしています。長さは3〜4cmほど。

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蕊柱を拡大して見た所です。

左斜め前から見た所です。袋状の唇弁の様子がわかります。背がく片、側花弁にはこげ茶色の斑点があり、唇弁にも斑紋が見られます。

側面観です。蕊柱が飛び出し、唇弁が前方に張り出しています。

唇弁内部が見えるように、ちょっと上から見た所です。背がく片の裏側は白くなっていました。

この地では狭い範囲に十数個体が散在して花を付けていました。葉だけの株は数えきれないくらいありました。

背がく片、側花弁、唇弁の模様の個体差が面白いです。

右斜め前方から見た所です。

側面観です。花の後ろには苞が見られます。

また上の方から見た所です。雨が降ったら唇弁に水がたまってしまうのではないかと心配になりました。

また別の株です。この花は北海道大学出版会が出している新北海道の花という図鑑が2007年に出版されて初めて記載されたものです。北海道内でもレアアイテムと言ってよいでしょう。

正面観です。側花弁がちょっとくびれているのがわかります。

左斜め前方から見た所です。なかなか渋い味わいのある花です。

側面観です。花柄の毛がよくわかります。

葉は広楕円形で先端がとがり、対生しているように見えますが、正しくは互生です。葉の表面にも細かな毛が見られました。

正面観です。

左斜め前方から見た所です。唇弁の模様がシンプルでした。

側面観です。

上方から見た所。

蕊柱を強拡大して見た所です。基部がオレンジ色で、緑色〜オレンジ色の斑点が見られました。

唇弁がぽっかりと大きく口を開けていた株です。

正面観。

左斜め前方から見た所。

側面観です。この個体の唇弁の模様も比較的シンプルでした。

後方から見た所です。背がく片基部は緑色になっていました。下方に2つ合わさった側がく片が見られました。

今日見た中では一番草丈が高かったものです。草丈30cmほど。

唇弁基部がくびれています。

また左斜め前方から見た所です。唇弁のこげ茶色が濃かったです。

側面観です。

唇弁のまだら模様がはっきりしていた花です。

左斜め前方から見た所。背がく片の斑点もはっきりしていました。

側面観です。

これも比較的草丈が高かった個体です。

正面観です。

側面観。

左斜め前方から見た所。

最後になりましたが、唇弁が大きく口を開けて、模様が薄かった個体です。草丈20cmほど。

正面観です。

側花弁の斑点は濃かったですが、背がく片と唇弁の模様は薄かったです。

側面観です。今日はキバナノアツモリソウを十分に楽しめました。この地が永遠に安泰であるようにと願いながら、、、

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