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9/25/2016

9月最後の日曜日は神奈川へ行って、時期の花を見てきました。まずはキツネノマゴ科キツネノマゴです。草丈10〜40cmほどの1年草です。

花は直径4mmほどで上下2唇からなります。

側面観です。上唇は下唇より小さいです。

花序は茎の先端に穂状に付いて、1〜3個ほどの花が咲くようです。

下唇は淡紅紫色で中央に白いすじが見られます。上唇は白色です。

今回の遠征の目的の花がこのラン科カゲロウランです。昨年の大晦日に生息地を確認していたので、そこに行ってみると複数株が咲いていてとてもうれしくなりました。草丈は10cmほど。関東地方以西の太平洋側の常緑樹林内で見られます。

花の正面観です。幅径は8mmほど。左右に緑色がかった側がく片が開き、背がく片は赤く、側花弁と唇弁はほとんど開きません。

斜め前方から見た所です。距はありません。

葉は3枚ほどが基部に見られます。葉脈が3本見られました。

別の株です。花がねじれて咲いていました。

花序の部分です。

また別の株です。

唇弁が見えるようにやや下から見てみました。唇弁は淡黄色で側花弁は白色でした。

角度を変えて見てみました。花柄の基部には赤い苞葉が見られます。花弁はほとんど開かないのに、結実率はよい事から自家受粉の可能性が考えられます。

シソ科アキノタムラソウも見られました。

側面観です。

正面観です。上下2唇からなります。

別の所ではミツガシワ科アサザという水草が群生していました。

花冠は直径4cmほどで5深裂し、裂片のふちは細かく裂けていました。

また別の所ではシソ科ジャコウソウが見られました。

ホトトギスも見られました。久しぶりの再会でした。

花は直径3cmほどで、紫色の斑点がたくさん見られました。

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