○もどる

9/26/2010

そろそろ花の時期もおしまいですが、今日は太平洋岸の岩場などで見られるキク科コハマギクを探しにちょっと遠出です。
現地に着いてみると、コハマギクが咲き始めていました。草丈10〜30cmほどの多年草です。

頭花は直径4〜6cmほどで中央の筒状花の周りに舌状花が見られます。

2つ並んで咲いていました。

秋の陽射しを浴びて心地よさそうです。

舌状花には2条のすじが見られます。

岩に張り付くようにして生えていました。

コハマギクというのは本州の青森県から茨城県の太平洋側に分布する草丈50〜100cmのハマギクよりこぶりである事による命名のようです。

このような今にも崩れそうな岩場でよく見られました。

来週までが見頃のようです。

今日見た中で一番草丈が高かったものです。草丈30cmほど。

葉の様子です。やや厚みがあってギザギザのあるへら状の葉です。

ベンケイソウ科コモチイワレンゲが花序を伸ばしていました。草丈10cmほど。

どこにどのように根があるのかと思うような岩の隙間から伸びていた個体です。

これはようやく開花が始まった個体です。草丈15cmほど。

花序の部分です。多数の花が集まって出来ています。

基部の葉の様子。肉厚の葉が幾重にも重なっています。

シソ科ナミキソウがまだたくさん残っていました。花冠の長さは2cmほど。

花は葉腋に2個付いて、上下2唇からなります。

ノブドウの実のカラフルな色合い。

最後はベンケイソウ科ヒダカミセバヤです。これもほとんど垂直な岩壁に必死に張り付くようにして生えていました。草丈10cmほど。

ピンク色の星形の花がとてもきれいです。

葉は直径1cmほどの円形でほとんど鋸歯は見られませんでした。

inserted by FC2 system