5/20/2012
今日はまだ見た事のないマキノスミレというスミレを探しに遠征です。
お出迎えは見事なシラネアオイの群生でした。
4枚の花弁状のがく片がきれいです。
山道を目を凝らして探していたら、とてもきれいな薄紅色のマキノスミレが見つかりました。一目でお気に入りの草になりました。このスミレは北海道には分布しないとされていたもので、シハイスミレの変種で植物学者の牧野富太郎博士の名前が付けられています。
花冠は直径13mmくらいで、ちょっと小ぶりです。側花弁は無毛です。
距が見えるようにちょっと上から見た所です。
側面観です。距は意外と長くて7mmほど。
シソ科ニシキゴロモも咲いていました。
キク科センボンヤリも開花していました。
またマキノスミレに戻ります。これは草丈が低く、3cmほどで、葉が一枚だけのものです。
2花並んで咲いていました。目がなれてくるとあちこちで咲いているのがわかりました。
唇弁に紫色のすじが見られました。
葉の様子。マキノスミレの葉は母種のシハイスミレより幅が狭いとされていましたが、あまり狭くなっているようには感じられませんでした。
葉が2枚あり、花が一つのもの。
正面観です。
マキノスミレに夢中になっていたら、イワウメ科イワカガミにも出会う事ができました。
6年ぶりの再会です。
ここでは局所的に数株見られました。
ハクサンチドリも咲き始めていました。
日当たりのよい所でまたまたマキノスミレです。
唇弁基部の白さが目立ちました。
花と葉の様子を上手い具合に観察できたものです。
正面観です。思わず見とれてしまいました。
二花二葉の個体。
これも草丈が低かったものです。
上から見ると花弁と距の様子がよくわかりました。距は直線的です。
ちょっとうつむき加減に咲いていたもの。
失礼してちょっとのぞき込んでみました。
ミツバオウレンもあちこちで見られました。
葉が直立していた個体です。
最後にもう一度正面観です。
葉は長さ3〜4cmほどで、裏側が少し紫色になっていました。
かわいらしい咲き具合のタチツボスミレにご挨拶。
ここからは場所が変わって、とある林内に出没です。
ムラサキケマンが群生していました。
花序の部分です。
ミヤマエンレイソウもいくつか見られました。
花は横向きに咲いて、白い花弁が3枚あります。
レンプクソウも満開でした。
ここでのお楽しみはスミレ科アカネスミレです。
ちょうど咲き始めたばかりの様子でした。
下向きに咲いていたもの。
側面観です。
斜め前方から見た所です。
サトイモ科コウライテンナンショウも咲いていました。草丈40cmほど。
仏炎苞の部分です。