8/18/2011
今日は時期の花を見るために午後から出没です。
一時期個体数が減っていたラン科ミズトンボがやや増えているようで一安心しました。
花序の部分です。
正面観です。唇弁が十字型になっていて、左右の裂片は斜め上を向きます。
側面観です。長く先端が膨らむ距が特徴です。
咲き始めて間もない個体です。距はすでに伸びていて、花冠部分がまだ丸まっています。
斜め前から見た所です。緑色を帯びた側がく片と白い背がく片、側花弁、花柱の様子がわかります。
ミズオトギリもちょうど開花していました。
直径10mmほどの花が一つ見られました。
ハチの巣がありました。直径10cmほど。
バラ科ホザキシモツケもたくさん見られました。
今日の見つけてちょっとびっくりはマメ科のメドハギという草丈50〜100cmほどの多年草です。予定では来月になってから探そうと思っていました。
花は葉の付け根の数個が集まって付きます。
一つ一つの花の大きさは8mmほど。
旗弁の付け根が紫色を帯びています。
見つけられて本当に良かったです。初見の花はワクワク、ドキドキします。
メドハギというのは目処萩と漢字で書くのですが、これはこの草の茎を筮竹の代用として用いた事から筮萩(メドギハギ)と初めは言われていたものが簡略化されて目処萩と言われるようになったそうです。
葉はこのように3出複葉で、小葉は長さ10〜30mmほどです。
キキョウ科ツリガネニンジンも咲き始めました。
花冠は長さ2cmほどで雌しべが飛び出しています。
同じくキキョウ科のサワギキョウもあちこちで見られました。
正面観です。
斜め前から見た所です。ミゾカクシと花の作りがそっくりです。
これもこの時期になると見たくなる花です。リンドウ科ハナイカリです。草丈10〜50cmほど。
この草は2年草なので、一時期この地では減少していましたが、また復活してきたようです。
花冠は先端が4深裂し、裂片の下部が細長い距になっています、
側面観です。
ゴマノハグサ科ヒキヨモギもまだ残っていました。
花は上下2唇からなり、上唇が爪のようになっています。
ヤマハギはそろそろ終わりといった感じでした。