8/17/2013
今日は雨が降る予報だったのですが、レーダーエコーを見た所では降りそうもなかったので、渡島半島まで遠征する事にしました。
キンポウゲ科センニンソウが咲いていました。
花序と葉の様子です。葉は奇数羽状複葉で、小葉は卵円形で長さ3〜7cmほど。
密に付いた花の様子です。
花は直径3cmくらいで、白い花弁のようなものはがく片です。
ゴマダラカミキリがいました。
本日のお目当ては手持ちの図鑑には載っていない草丈20cmくらいのラン科ムカゴソウという草です。塊根をムカゴに見立てた命名だそうです。全体が緑色なので探し出すのにしばし時間がかかりました。
花序は穂状で長さ10cmほど。多数の小さな花が見られます。
花序中央付近の様子です。かぎ状に曲がった唇弁がわかります。花の幅径は3mmほど。
花を斜め前方から見た所です。唇弁は3裂していて左右の細長い裂片がなんだかものをかかえているように見えてかわいらしいです。
花の正面観です。側がく片、側花弁、背がく片は合わさっているようです。
側面観です。3裂している唇弁の中央の裂片は短くて、後方に少し反り返っているのがわかります。距はありませんでした。
本当に小さな花で唇弁は長さ6mmくらいでした。
葉は茎の中部に互生して数枚が見られ、長さ15cmほどの広線形をしています。
これは今までも何度も見ていたキク科のトウゲブキという草ですが、今回が初めてのご紹介になります。
頭花は茎の先端に数個付いて、直径4cmほど。
葉は少し厚みがあって光沢があり、フキの葉に似ています。
クサギの花がたくさん見られました。
ミンミンゼミもあちこちで鳴いていました。
今日は幸い観察時間帯には雨は降らずにすみました。葉の上のちょこんと乗ったアマガエルです。愛嬌があります。