8/29/2009
今日は8月最後の土曜日、お天気もよく絶好のお散歩日和です。
と言うわけで、午後から苫小牧東部のとある湿原に出かけました。
草木の緑色の感じがどことなく秋が近いことを思わせます。
今日のお目当ては湿原の泥状地帯に見られる草丈5cmほどのタヌキモ科の1年草であるムラサキミミカキグサです。
写真にすると大きく見えますが、長さは4mmほどのとても小さな花です。
正面観です。幅は3mmあるかどうかといったところで、探すのに少し時間がかかりましたが局所的にぽつりぽつりと咲いていました。
別の株です。
花の作りはタヌキモに似ていて、花冠は上下2唇に分かれ、距が下に伸びます。
もう一つ正面観です。
斜め上から見た所です。
拡大してみると上唇の方が下唇より短く、基部が濃い紫色になっています。
花後がく片が大きくなり、果実を包んだ形が耳掻きに似ているので、ミミカキグサと言われるようになったのだとか。
出会えてとてもうれしかったです。
直径4cmほどの小さなヒツジグサがかなり見られました。
草丈が15cmほどと、とても背丈の低いサワギキョウも点在していました。
湿原のふちにはフウロソウ科エゾフウロが見られました。花冠の直径は25mmほど。
今日も楽しい1日でした。