6/11/2017
今日はかねてから見てみたいものだと思っていたこの時期の関東地方の草花を観察するために遠征しました。まずはユキノシタから。
湿り気のある崖などで子供の頃よく目にしたものですが、久しぶりに花を見て、うれしくなりました。
花のクローズアップです。上の花弁の斑点がかわいらしいです。
登山道脇にぽつぽつと見られたイナモリソウです。直径1cmほど。花冠が花弁状に6裂しています。
側面観です。オシロイバナのようなラッパ状の花です。
別の株です。花冠が5裂しています。
今回の遠征でどうしても見たかった花の一つがこのラン科ムヨウランです。出会えてよかった!草丈30cmほど。
花は直径2cmほどでがく片と側花弁は薄茶色で唇弁の先端の内側に毛が生えています。
別の株です。
花は平開せず、半開状です。
色合いがやや濃かった株です。
唇弁の黄色い毛の様子がわかります。
また別の株です。
やや薄暗くて撮影が難しかったです。
サクラソウ科ギンレイカも登山道脇にぽつりと咲いていました。
花はほとんど開かず、直径3mmほど。
ホシザキイナモリソウも何とか見られました。
ウマノスズクサ科タマノカンアオイではないかと思います。
花は直径3cmほど。
ウマノスズクサ科オオバウマノスズクサの実です。花からは想像できない形をしています。
そして林の中をよく探してみたら、第二の目的のラン科ヒトツボクロに出会う事ができました。長い事待ち続けました。5月、6月のアメダスの記録を参考にして今日この日を観察日にしました。草丈18cmほど。
花序の部分です。十数個の小さな花が付きます。
左に正面観の画と右に側面観です。5mmくらいの長さの距が見られます。
また側面観です。花柄がねじれているのがわかります。
まだ蕾を付けている株もありました。
花を裏側から見た所です。
斜め上から見た所です。
葉は一株につき一枚が見られ、裏側は赤紫色になっていました。長さ3cmほど。
サイハイランも咲いていましたが、花の色が北海道のものより薄かったです。