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7/28/2013

今回は3度目となる東大雪の標高2013mのニペソツ山に行ってきました。お出迎えの花はフレッシュなギンリョウソウでした。ニペソツ山の標高はいつの間にか2013mぴったりになっていて、今年はちょうど標高と西暦が一致する標高年なのだそうです。

登山口から1時間50分くらいで足元注意の岩場に着きました。今日は幸い青空も少し見られて山頂の様子が見られるかと期待しながら登っていきます。

エゾウサギギクがあちこちでぽつぽつと見られました。

雪渓がまだ少し残っている前天狗がはっきりと見えていました。

チシマヒョウタンボクの花。

早くもアオノツガザクラの登場です。

チングルマの花もたくさん見られました。

コエゾツガザクラも咲いていました。

普通のハクサンチドリに混じって一株ウズラバハクサンチドリが見られました。

エゾコザクラも花盛り。

リンネソウもあちこちで見られ、群生している所もありました。

チシマツガザクラは盛りを過ぎていたようでした。

花冠がやや長いイワギキョウが見られました。

こちらは花冠に毛が生えているチシマギキョウです。イワギキョウとチシマギキョウは混生していました。

イワブクロ(タルマイソウ)は至る所で見られました。

登って行くうちにガスがかかってきてしまいましたが、前天狗からちらりと山頂が見えました。

所々に案内板があります。

またちらりと山頂が見えました。

岩の隙間にあったイワヒゲです。

ようやく山頂まであと1kmの所までたどり着きました。

ミソガワソウがきれいに咲いていました。

エゾノホソバトリカブトも見られました。

ハイマツとミヤマハンノキの間を抜けていきます。

ようやく山頂部が間近に見えてきました。まだまだ先は長いです。

この山では有名なハマウツボ科のオニクが二つならんで咲いていました。

花序の上部の様子です。

一つ一つの花は上下2唇からなっていて上唇は赤紫色っぽく、下唇は黄色っぽかったです。

雄しべは4本見られました。

山頂がさらに近くなってきました。疲れもピークに達してきます。

小規模ながら、所々でタカネシオガマが咲いていました。

花序の部分です。

上から見ると車輪状できれいです。

あともう少しで山頂です。

実に長い登り返しのある登山道をクリアして山頂到着です。でも今日もガスで景色は全く見られませんでした。残念!山頂の標識は新しくなっていました。

北海道の固有種のフタマタタンポポです。ほとんどの登山者はただのタンポポだと思っているようであまり見向きもされないかわいそうな花です。

分岐している様子がわかります。

シコタンソウは割合多く見られました。

チシマゲンゲが咲き始めていました。

赤紫色のきれいな花です。

岩陰にエゾルリソウの群落がありました。

薄紫色の花が下向きに付きます。

ミヤマアズマギクも少しありました。

ようやくあこがれのエゾウスユキソウを3株発見しました。草丈15cmほど。

頭花の様子です。

今回はなかなか良い咲き具合のトカチオウギに出会う事ができました。

薄黄色の花序の部分です。

旗弁はあまり大きくはありませんでした。

葉は奇数羽状複葉でした。この他にもまだ見たい花があったのですが下山の事を考えてあまり深追いはしませんでした。またのお楽しみに取っておきましょう。

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