7/2/2009
今日は朝方まで霧雨が降っていましたが、止んで日中は曇り空。
午後から花探しにちょっと遠出です。
これは、湿った登山道脇に生えていたゴマノハグサ科エゾノカワヂシャという草丈30cmほどの多年草です。
花期は6〜8月で、花は直径6mmほど。花冠は4深裂して、一番下の裂片が小さいです。
食用になるそうです。
シソ科エゾタツナミソウも見られました。
花は筒状で上下2唇からなります。
今日の目的の花の一つ、ラン科オオフガクスズムシソウです。草丈30cmほど。4年ぶりの対面となりました。株が増えているようでした。
花序の部分。
くるっと巻き込んだ唇弁と下方に糸状の側花弁があり、がく片が横に飛び出しています。
側面観です。
斜め上から見た所。全体の作りがわかります。
ハナシノブ科エゾノハナシノブがまだ何とか見られました。
群生している所もあって、来年はたくさん咲いている時に見てみたいものです。
花冠は直径3cmほど。
急な崖にユキノシタ科ヤマハナソウがまだ残っていました。
花冠は5mmほどですが花弁基部の黄色い斑点がかわいらしいです。
この時期は日暮れが遅いのでヤマハナソウを見てから30kmくらいドライブして、一昨年花の時期を逃してしまった緑花のラン科フガクスズムシソウに会いに行きました。草丈12cmほど。花の数が少ないです。
花序の部分。
完全に緑色をしています。
斜め上から見た所。クモキリソウに似ていますが唇弁が大きいです。