5/26/2013
今年の春はようやく暖かくなって、気がついたら5月も末。ハクサンチドリが咲き始めていました。
色の濃いシラネアオイがあちこちで見られました。
まだまだタチツボスミレも健在です。
三姉妹。
落ち葉の中から顔をのぞかせていたフデリンドウです。
久々の春らしい日差しを浴びて開花し始めたようです。
これは北海道では南西部で見られるユリ科のつる性小低木のサルトリイバラです。雌雄異株です。
花は葉腋から出る枝の先端に多数付いて球状になります。
花は直径6mmくらいで、6枚の花被片からなります。この花は雄花で6本の雄しべが見られます。
所変わって、今度はイワウメ科のオオイワカガミの群生地に出没です。
草丈は8〜10cmくらいで、葉が大きいです。北海道では渡島半島の樹林下などで見られます。初見だったのでうれしかったです。
花は花茎の先端に総状に付き、4〜12個見られます。
オオイワカガミは主に日本海側のブナ林などを主体とする落葉広葉樹林下などで見られます。
蕾のものもありました。
草丈は10〜15cmほどです。
花弁のふちはブラシ状に細かく裂けます。
雄しべと仮雄しべがそれぞれ5つ見られます。
若い葉は薄茶色でふちには多数のとがった鋸歯が見られます。
花冠は直径15mmほどです。
花は漏斗状でがくは5深裂します。
花の色は淡いピンク色のものから白色に近いものが見られました。
側面観です。
オオイワカガミの茎は地面に接して枝分かれし、群生する事が多いようです。
葉は円形で大きさ5〜10cmと大きくつやがあり、名前の由来となっています。