8/19/2012

○もどる

今日はかねてから一度登ってみたいと思っていた南日高の楽古岳(標高1471.9m)に行く事にしました。浦河町の日高幌別の交差点を左折して国道236号線(天馬街道)に入ります。少し行くと右手に楽古岳の案内板があるのでそこから林道へ入ります。(この案内板は木陰にちょっと隠れているので見落とさないようにしましょう。)林道は途中で分岐していますが、ここにも案内板があるので、左側の道へと入っていきます。林道終点にはこのような立派な山小屋があって、広い駐車場もあります。

入山届を書いて林道をほんの少し進むとまず一回目の渡渉点になりますが、ここはご覧のように大きなコンクリート製の円柱が埋め込まれているので、難なく渡れます。入山記録を見てみたら、一日あたり数組の記録があるだけでした。ちょっと意外です。

このコースでは登山口に至るまでに数回メナシュンベツ川を渡ります。水量の少ない時には飛び石伝いで渡れるようですが、雨後などでは沢靴があった方が良いかもしれません。

沢渡りとこのような広葉樹林内の歩きを続けます。林内には所々にピンクのテープが木々に付けられているので、それを頼りに進んで行きます。

渡渉を繰り返し、林内の奥まで行くとようやく登山口になります。

登山道はいきなり急登と倒木で始まりました。

今にも崩れ落ちそうな大木が横たわっていました。

蒸し暑い中、数回ジグをきざんで登って行くと2合目の看板がありました。

2合目くらいまではジグを切っていた登山道がほとんど直登のややきつい登りになってきます。

ゼーゼー言いながら、ようやく5合目に到着です。

今回の登山の目的は、ゴマノハグサ科シオガマギクの楽古岳タイプのものを見る事です。5合目より上で見られるようだったので、きょろきょろと探していたら登山道脇に一株ありましたが、花が虫に食われていてあまり良い状態ではありませんでした。

他にはないかと探してみたら、茂みの中にまた一株咲いていました。こちらは花は何とか大丈夫でしたが、葉が虫に食われていました。草丈30cmほど。

花の長さは2cmほどで、茎の頂部にのみ付くようでした。

嘴状の上唇と丸みを帯びた下唇の様子です。

正面から見た所です。

蕾のもの。

葉は長さ2〜6cmほどで、ふちにやや粗い鋸歯が見られました。

標高1100m付近から見た肩(左側)とそれに連なるピークの様子です。今日は時間の関係で山頂まで行きませんでしたが、次回はピークハントしてみたいです。
とりあえずシオガマギクに出会えてよかったです。(個体数は1100m付近までしか行っていないのではっきりしませんが、意外と少なかったです。)

inserted by FC2 system