6/9/2013
季節は進んで、早や6月。森の中がにぎやかになってきました。
林床にはコケイランが咲き始めていました。
小さいけれどかわいらしい花です。
メギ科ルイヨウボタンも花盛り。
一つ一つの花は直径15mmほど。花弁状のがく片が6つ見られます。
やや薄暗い樹林内ではユウシュンランが花開いていました。
花は一株に数個見られます。
花冠が純白でフレッシュな個体です。
がく片が大きく開いていたものです。
これはフデリンドウだと思うのですが、花冠の直径が6mmほどととても小さかったものです。
クゲヌマランもたくさん見られました。
がく片、側花弁が開いていました。
これは多分正真正銘のサカネランだと思います。今まで見ていたエゾサカネランより色合いが薄い感じです。草丈30cmほど。
花序の部分です。下の方の花は終わりかけでした。
花序上部の様子です。
上部の花が密生した部分より下にある花の様子です。唇弁が2裂して、裂片の先端が広くなっています。
上の株から少し離れた所にあったフレッシュな個体です。
エゾサカネランより色合いが薄く、開花時期は若干早いようです。
2裂した唇弁が見られます。裂片はエゾサカネランより細い感じでした。
側花弁はあまり開かないようです。
側面観です。唇弁がくの字形に曲がっています。
子房や花柄、茎に細かな毛が見られます。エゾサカネランは無毛です。
花序中央付近の様子です。見つけることが出来てよかったです。
ラン科アオチドリも満開でした。
唇弁が長く、薄茶色でした。
ギンランもぽつりぽつりと見られました。
花はあまり開いておらず、短い距が見られます。