5/8/2011
札幌ではようやくソメイヨシノが開花して春本番を迎えようとしていますが、今日は時折霧雨が降って肌寒い一日だったようで、雨の心配がなさそうな方向へちょっと遠出しました。
お出迎えの花はタチツボスミレです。
この個体の花は割りと大きくて直径2cmほど。
側面観です。
雑木林の中を散策していたら日が照ってきて、まずまずの日和になりました。ケシ科ムラサキケマンがあちこちで満開でした。
花序の部分です。
サクラソウ科サクラソウも咲き始めていました。かなり多くの個体数が確認できました。満開になったらさぞきれいな事であろうと思います。
花冠は直径2cmほど。
ミヤマエンレイソウも見られました。
花の様子。
ここからは場所を変えて、昨年見ていたスミレ科イブキスミレを見ることにしました。もう咲き終えてしまった花もありましたが、多数の花が見られました。
本州で見られるものは側花弁に毛が見られるのだそうですが、ここの個体群は無毛です。
側面観です。
苔むした所から生えていたもの。
なかなか素敵です。
白くてやや太い距が印象的です。
たくさんの花を付けた個体です。
一株だけヒカゲスミレが咲いていました。ラッキー。
花弁中央のうす黄色と唇弁の紫色のすじが特徴です。
側面観。花柄には毛が生えています。
湿地ではユキノシタ科ネコノメソウが咲いていました。
花は直径3mmほどと小さく、花弁は無く、黄色いがく片が立っています。雄しべは4つ見られます。
ちょっと変わったエゾエンゴサクです。草丈12cmほどで花が少なく、全体にやや紫色を帯びています。葉が特に大きいです。
花は3つしか見られませんでした。
葉の様子。一番先端の葉の幅は15mmほどありました。
白いがく片が多いニリンソウです。