5/27/2012
今年もあっという間に5月も末。花達もあちこちで咲き始めています。花を追う旅も楽しいものです。
今日のお出迎えはシソ科オドリコソウでした。
ウマノスズクサ科オクエゾサイシンは花盛りでした。
地面をころがるかのような様子で花が咲いています。
メギ科ルイヨウボタンもあちこちで見られました。
6枚の大きな花弁のようなものはがく片で、それらの内側にちょっと濃い緑色をしている小さな花弁が見られます。
ユリ科ホウチャクソウもたくさん見られました。
キンポウゲ科ルイヨウショウマもありました。
花弁は4枚あるようですが、開花と同時に落ちてしまうそうです。雄しべが目立ちます。
林内に数株白花のノビネチドリが見られました。草丈35cmほど。
花序の部分です。多数の花が集まっています。
唇弁は3裂して、距は長さ5mmほど。
湿った所では、キンポウゲ科エゾノリュウキンカが見られました。
本日のお目当てはラン科サルメンエビネです。ようやく咲き始めていました。当HPで最初にご報告したのが2004年ですからずいぶん時間が経ちました。とある森では盗掘がまだ横行しているのだとか。寂しい話です。
正面観です。
側面観です。
日陰でひっそりと咲き始めていた株です。
花序の部分。
この個体では唇弁がやや大きかったです。
もう一つ正面観です。
斜め前方から見た所です。
こちらは背景に紛れてちょっとわかりづらいラン科アオチドリです。
先端が浅く3裂している薄茶色の唇弁の様子がわかります。
標高が少し高い所ではまだオオサクラソウが残っていました。
花冠は直径2cmほど。雌しべが飛び出していました。
季節は進んで林の中はランの時期になろうとしています。
これはたくさんの花を付けたラン科ハクサンチドリです。
花序の部分です。
正面観です。各花弁、がく片の様子がわかります。
側面観です。距は意外と長くて1cmほど。
アイヌタチツボスミレも見られました。
花は直径1cmほどで、側花弁の毛が目立ちます。
葉は平開せず、内側に巻いていました。
今日は茂みの中でガサゴソと人の気配がすると思っていたら、どうやら目的はこのネマガリタケのようでした。
これは一見すると?な草ですが、ヒロハハナヤスリというシダ植物です。左側に濃い緑色の胞子嚢が見られますが、この部分をやすりに見立てた命名のようです。
いくつか見られたミドリニリンソウです。
ラン科スズムシソウが早くも蕾を付けていました。開花が楽しみです。
最後は夕日を浴びたヒトリシズカにご挨拶。