9/2/2010
立秋、処暑も過ぎて暦の上ではもう秋ですが、今年は札幌でも残暑が厳しいです。
しかし、花たちは確実に秋へと歩みを進めていました。
草丈1mほどのリンドウ科アケボノソウが平年並みに開花していました。おそらく開花は気温ではなく日の長さに依存しているのでしょう。
花序を上から見た所です。
茎の頂部を側面から見た所です。
撮影していたらトンボが羽根を休めにやってきました。
花は直径15mmほどです。
2年草ですが、いつもの場所で咲いていました。何度見てもうれしいものです。
マメ科ヌスビトハギは盛りを少し過ぎた感じでした。
これもこれくらいの時期になるとよく見かけるのですが、オオウバユリの実の先端にトンボがとまっていました。
ラン科アケボノシュスランはちょうど花盛りといった様子でした。
別の株です。草丈8cmほど。
花序の部分です。うっすらとピンク色を帯びていてかわいらしいです。
花はあまり開かないのですが唇弁、側がく片、側花弁、背がく片の様子がわかります。
マメ科ヤブマメもたくさん見られました。
ツリフネソウ科キツリフネ。
シロツリフネです。所によって群生していました。
変異の大きいエゾトリカブトです。
キキョウ科ツルニンジンがまだ見られました。
今年は大豊作。ラン科ツチアケビの実です。
実は大きいもので長さ10cmほどでした。
まだ暑いですが秋を実感した一日でした。