8/14/2009
今日は支笏湖畔の自然観察歩道を歩いてきました。
一部落石や倒木のため通行できない所があります。
湖畔に沿ってやや起伏のある道を歩いて行きます。
草丈60cmほどのオミナエシ科オトコエシが咲き始めていました。
花冠は直径4mmほどで先端が5裂します。
茎の下部の葉は3裂していました。
所々でユリ科ヤマジノホトトギスが群落を作っていました。以前に見た時より増えているようでした。
茎の先端にはもう花が終わって実を付けているものもありました。
花は直径25mmほどで6枚の花被片からなります。
花柱は3本で先端が2裂し、赤紫色の斑点があります。
雄しべは6本あります。
雌しべには細かな球状のつぶが付いていました。
花は茎の先端や葉腋に付きます。
左側の花は咲き始めたばかりのものです。
3本の花柱は120度ずつずれて3裂しています。
雄しべと花被片は同じく60度ずつずれています。
花被片の斑点が多いもの。
茎頂に二つ並んで。
これは花被片の斑点が少ないものです。
基部の葉にはこのような斑が見られます。
これはシソ科のカワミドリという草丈1mほどの多年草です。
山地の湿り気のある所などで見られます。花は茎頂や枝先に多数集まって付きます。花序の長さは6cmほど。
一つ一つの花は小さく直径4mmほどで上下2唇からなり、上唇は2裂、下唇は3裂します。
シソ科ヤマハッカも見られました。
花は上下2唇からなり、上唇は4裂し、下唇は巻き込んでいるのがわかります。