5/7/2011
今日は午後からあいにくの雨の予報。でも降り出すのは夕方からだろうと思って散策に出かけました。
GWの定番。ミヤマスミレにまずご挨拶です。
この花を見るとつい写真に収めたくなります。
ちょっとぽっちゃりした距が素敵です。
今日のお目当てはフギレオオバキスミレの白花品であるシロバナフギレオオバキスミレです。生息地を探し出すのにちょっと手間取りましたが、出会えて何だか夢の中にいるような気分になりました。
咲き出す時期は普通のフギレオオバキスミレは5月末から6月上旬なのに対して、ずいぶん早咲きです。
5枚ある花弁の外周が白く、中央部分がほんのりと黄色くなっていて、すべての花弁に黒っぽいすじが入っています。
側面観です。距は普通種同様見られませんでした。
3枚ある葉のふちが不規則に大きく切れ込んでいます。
一茎二花のものも見られました。
花は意外と大きく直径18mmくらいでしょうか。
花弁の形態に個体差があって面白いです。
本種も基準種同様群生します。根茎で増えるようです。
唇弁が狭いもの。
側花弁にはクリーム色の毛が生えていました。
一茎二花の個体の横顔です。
この地では狭い範囲ではありましたがやや大きな群生が見られました。
唇弁が小さいもの。まだ開ききっていないのでしょうか?
先ほどと同じ個体の正面観です。
この花が一番花弁のバランスが良くて、まるでシレトコスミレを思い出させるような感じでした。出会えて本当に良かったです。この自生地が将来的にも保護される事を期待したいものです。
最後はエゾノリュウキンカです。黄色い花が目立ちます。
花のアップ。今日は無事雨にもあたらずに済んでラッキーでした。車に戻ったらぽつぽつと雨が落ちてきてその後本降りになりました。