8/13/2011
今日はお天気も良く、真夏日になりました。花の季節も残り少なくなってきましたが、時期の花を観察にお出かけです。
これはとある所の田んぼで見られたミズアオイ科ミズアオイです。農薬の使用によって減少しているようですが、この田んぼではあちこちにはびこっていました。今はやりの有機農法だからなのでしょうか。
花序の部分です。
花は直径2〜3cmほどで、花弁は6枚あって、内花被の方が広いです。雄しべは6本あって、1本だけ長くなり、葯が紫色になっています。
別の株です。
きれいな青い色ですが、一日花でしおれてしまうのはもったいないような気がします。
所変わってとある草地にて。
ガガイモ科シロバナカモメヅルが花期を迎えていました。つる性の多年草です。初見だったので見られてとてもうれしかったです。
花冠は深く5裂して中央に副花冠があり、直径1cmほど。
星形の花がぶら下がっています。
多くの花が見られましたが、蕾のものもたくさんありました。
これは花冠が4深裂していたものです。副花冠は正常でした。
本当に面白い作りの花で、同じガガイモ科のスズサイコに似ている印象を受けました。
花盛り。
葉は長いもので10cmほどの長さがあり、鋸歯は見られませんでした。対生しています。
夏の星空を思わせるような咲き具合です。
つるの先端部分です。風にゆられて撮影が難しかったです。蕾は五角錐状でした。
斜め前方から見た所です。副花冠の様子がわかります。
花を後ろから見た所です。がく片も5つ見られました。
ツリフネソウも咲き始めて、季節の移ろいを感じます。
シソ科ヒメナミキもたくさん見られました。
ラン科ネジバナもたくさん見られました。
一つ一つは本当に小さい花ですが、ランの顔をしています。
ササの葉で羽根を休めるアキアカネです。トンボもたくさん飛んでいました。