3/3/2019
今回は昨年夏から自生地を探してきたキンポウゲ科スハマソウ(洲浜草)の観察のため神奈川に向かいました。当日はあいにくの雨でしたが、何とか群落を2つ見つけられて感動しました。国内分布は本州、四国のようです。
草丈は7cmくらいと低いです。花の直径は15mmほどで、白い花弁状のものはがく片で5〜10個見られるようです。当地のものは概ね6つでした。がく片の後ろにあるものは3輪生する総苞葉でこちらの方ががく片のように見えます。
花のクローズアップです。見る事が出来て本当に良かったです。
根出葉は長い柄があり、葉は3〜5裂するようです。
別の個体です。
総苞葉とがく片の様子がわかります。
5裂した葉も見られました。
スハマソウは早春に咲き始める貴重な花で、雪割草とも言われます。
この花は常緑樹の木陰にあって、状態が一番良かったです。雄しべ、雌しべは多数見られます。
3裂した葉の様子です。丸みを帯びていて、この形状を浜辺に伸びた弧状の砂浜にたとえて洲浜草と言われるようです。