7/28/2011
今日は夏らしい暑い一日で、午後からJRに乗ってちょっとお出かけです。目的はちょうど時期を迎えているであろうマメ科のタマザキクサフジという帰化植物を見るためです。
現地に着いてみるとやや大きな群落が見られてほっとしました。
タマザキクサフジは元々はヨーロッパ原産で園芸用にクラウンベッチという名前で販売されているようで、北半球に広く帰化しているようですが、身近な所では見た事がなかったので見てみたいと思っていました。
花序を上部から見た所です。
側面観です。
花は葉の付け根から出る長い柄の先端に球状の花序を形成し、10〜20個ほどの花が集まっています。
花序の直径は25〜30mmほどでした。
満開のものと蕾が見られました。
レンゲを思わせるような花の作りです。
背景が暗かったので浮き上がって見えるような感じでした。
ふっくらとした咲き具合のもの。
葉は奇数羽状複葉で小葉が7〜12対見られます。クサフジなどの葉に感じが似ています。
花は全体が薄いピンク色で旗弁の色がやや濃かったです。咲き終える頃には紫色になるようでした。
斜め上から見た所です。
上から見た所。一つ一つの花の長さは10mmほどでした。
花期は7〜8月だそうですが10月になっても見られる事があるようです。
左に蕾、中央に開花したもの、右に花後の様子が見られました。
タマザキクサフジを十分に楽しめました。
タマザキクサフジの横にはムラサキウマゴヤシが咲いていました。
これは正体不明の草で、現在検索中です。草丈20〜30cmほど。
追記 シソ科のハナハッカ(ワイルドマジョラム)ではないかと思います。
花は茎の上部にまとまって付き、上下2唇形で下唇は3裂していました。
ちょっと変わった葉の付き方です。葉は長さ25mmほどで対生して、葉の付け根に小葉が2対付いていました。さわるとほのかにさわやかな香りがしました。
サクラソウ科クサレダマも咲き始めていました。
花は花弁状に5深裂して、直径12〜15mmほどです。
葉は2〜4枚が輪生します。
キク科のオグルマも見られました。
頭花の直径は3〜4cmほどでした。