8/15/2012
今日は数年前に見つけていたコイチヨウランの群生地まで行ってみる事にしました。草丈10cmほどのコイチヨウランがたくさん見られました。
コイチヨウランの花は直径7mmほどと小さいですが、個体によってその表情に違いがあって、面白いランです。
唇弁の赤茶色の斑点がはっきりしています。
違う株の側面観です。花はややうつむいて咲きます。
下からのぞきこんで見た所です。唇弁の斑点がほとんど見られず、全体に薄緑色っぽかったです。
また違う株の側面観です。花は茎の先端に1〜数個付きます。
側がく片がやや大きく、唇弁は薄黄色で斑点の様子もまた違っています。
側面観をアップで一枚。
背がく片、側花弁、側がく片、蕊柱の様子がわかります。
こちらはやや黄色味を帯びた個体です。
がく片がうっすらと紫色を帯びています。
こちらもやや黄色かった個体です。
唇弁は黄色くて、のっぺらぼうです。
比較的多くの花が付いた個体です。2茎見られます。
先端には蕾が見られました。
唇弁の斑点がはっきりしています。
この地での個体の葉は緑色のものが多かったです。長さ15mmほど。
少し離れた林内ではトンボソウがまだ見られました。
花序の部分です。
正面観です。唇弁基部がふくらんでいます。
草丈50cmほどの大きなオオヤマサギソウが満開でした。
花序の部分です。花が密に付いて、きれいです。
イチヤクソウ科シャクジョウソウがまだ残っていました。
ここからは場所が変わって、とある湿地にて。
ラン科ミズトンボが最後の輝きを放っていました。これくらいの時期になると見たくなる草です。
花序の部分です。茎の先端に数個の花が付きます。
正面観です。左右に少し緑色を帯びた側がく片が飛び出し、背がく片と側花弁は白く、それらが合わさって兜状になっています。
距は長くて25mmほどあり、先端がふくらんでいます。
リンドウ科のハナイカリも見られました。
花冠内部は黄色くて、4深裂し、裂片の下部は距となって4方向に伸びています。
昨日ジイソブを見ましたが、今日はバアソブを見る事ができました。がく片が反り返っています。
大きさはジイソブより小さいです。
ゴマノハグサ科ヒキヨモギも見られました。
側面観です。
正面観です。上下2唇からなっていて、上唇には毛が生えています。